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法事・法要はなぜ大切なの?丹波市・明顕寺が伝える、故人を偲ぶ時間の意味

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2025.06.10

「早いもので、もう一周忌か…」 「来年は父の七回忌だけど、何から準備すればいいのだろう?」 「忙しい毎日で、つい法事のことを忘れがちになってしまう…」

故人様を大切に想う気持ちはあっても、日々の暮らしに追われ、法事・法要の準備を負担に感じてしまったり、その大切さをつい見失いがちになったりすることはないでしょうか。

こんにちは。兵庫県丹波市の真宗大谷派 明顕寺(みょうけんじ)です。 当山では、法事・法要を「義務やしきたり」としてではなく、故人様を縁として、今を生きる私たちが集い、心を通わせるための、かけがえのない時間であると考えています。

この記事では、法事・法要が持つ本来の意味と、明顕寺がどのようにお手伝いできるのかについて、お話しさせていただきます。

法事・法要は、誰のために行うのでしょう?

もちろん、第一には亡き大切な方のためです。しかし、それだけではありません。法事・法要は、今を生きる私たちにとっても、3つの大切な意味を持っています。

1. 故人を偲び、感謝を伝える時間 法事は、故人様の思い出を語り合い、「ありがとう」の気持ちを新たにするための、特別な時間です。忙しい日常から少しだけ離れ、静かに手を合わせることで、故人様が私たちに残してくれた温かい記憶や教えを、改めて心に刻むことができます。

2. 命のつながりを見つめ、我が身を知る時間 故人様がいたからこそ、今の私たちがいます。法事の場は、ご先祖様から連綿と続く命のつながりに思いを馳せ、自分という存在が「当たり前」ではないことに気づかされる貴重な機会です。

3. 家族・親族の縁をつなぐ時間 現代社会において、親族一同が顔を合わせる機会は、そう多くはありません。法事・法要は、故人様が繋いでくれたご縁によって、普段は会えない家族や親族が集まるための、大切なきっかけとなります。お互いの元気な顔を見て、絆を再確認する。これもまた、素晴らしい供養の形です。

主な年忌法要(ねんきほうよう)の時期

いつ法要を行えばよいか、分からなくなってしまうこともありますよね。主な年忌法要は以下の通りです。

  • 一周忌:亡くなられて満1年目
  • 三回忌:満2年目(※亡くなった年を1年目と数えるため)
  • 七回忌:満6年目
  • 十三回忌:満12年目
  • 十七回忌:満16年目
  • 二十五回忌:満24年目
  • 三十三回忌:満32年目(ここで「弔い上げ」として一区切りにすることが多いです)

「うちの場合は、次はいつだろう?」と分からなくなった時は、どうぞご遠慮なく明顕寺にお尋ねください。過去帳などを確認し、ご案内させていただきます。

準備が大変…そんな時こそ明顕寺にご相談ください

「法事をしたい気持ちはあるけど、家の準備が大変で…」というお声もよくお聞きします。そのような時は、ぜひ明顕寺の**本堂(ほんどう)**をご利用ください。

  • 準備・片付けの負担がありません: ご自宅の掃除や仏具の準備、お供え物の用意といったご負担なく、法要に集中していただけます。
  • 厳かな空間で心を込めて: 500年の歴史を重ねた本堂の落ち着いた雰囲気の中で、より一層心がこもった、記憶に残る法要を執り行うことができます。
  • ご自宅への出張も可能です: もちろん、ご住職がご自宅や墓前へお伺いしての法要も承ります。

服装やお布施、お供え物など、「どうしたらいいか分からない」という点も、一つひとつ丁寧にご説明いたします。自衛官から僧侶になった異色の経歴を持つ住職が、皆様の目線に立ち、親身にご相談に応じますので、何もご心配はいりません。

まずはご相談から

法事・法要は、故人様と、そしてご家族と向き合うための、温かい心の時間です。その大切な時間を、負担や不安なく、穏やかな気持ちで迎えていただきたい。それが、明顕寺の一番の願いです。

法事のことで、少しでも分からないこと、ご不安なことがございましたら、どうぞお気軽に明顕寺までお問い合わせください。お電話一本から、丁寧にお手伝いさせていただきます。

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