映画とともに、仏さまの教えにふれる場を

明顕寺では、毎月第2火曜日の夜、住職の「今月これが観たい!」という映画をプロジェクターで映写し、皆で鑑賞しています。
集まるのは、ご門徒の方はもちろん、駄菓子屋のおばちゃん、掲示板を見かけて立ち寄ってくださった通りすがりの方まで。毎回5~6人の映画好きが和やかに集まります。
上映後の「感想戦」はさらに熱を帯び、時には日付が変わる直前まで語り合っていることも…。
気がつけばこの取り組みも15年以上続き、これまでに鑑賞した映画は150本を超えました。
そもそも、なぜ映画会を?
この映画会を始めたのは、実はちょっとした“苦肉の策”でした。
毎月開いていた住職の聞法会(仏教の学びの会)が、あまり人気がなかったのです。そこで、門徒さん以外の方ともご縁を結べるような催しを探していたことが第一のきっかけでした。
もうひとつは…毎月発行しているお寺の会報(現在465号)で、どうにもコラムのネタが尽きてしまい、締切前になると筆が止まりがちになっていたこと。
「そうだ、映画の感想と仏教を絡めたら、一石二鳥では?」と思いついたのです。
映画と親鸞聖人の教えが出会うコラム
それ以来、毎月の映画鑑賞がそのままコラムの題材になり、私自身の仏教の学びにもつながるようになりました。
日常と仏法が自然と交差する時間、それがこの映画会の醍醐味かもしれません。
このたび、明顕寺のホームページを公開するにあたり、『住職のトホホ…コーナー(寺報)』に、これまでの映画と法話のコラムを少しずつ掲載していくことにしました。
つたない文章ではありますが、お読みいただければ幸いです。
実は人気No.1は……
ちなみに、私のコラムを楽しみにしてくださっている読者の方もいらっしゃるようですが、実は一番人気は、娘が描く「4コマ漫画」なんです。
うれしいような、悔しいような……トホホ…。

漫画をご覧になりたい方は、お気軽にホームページの『お問い合わせ』ページからご連絡ください。